大阪滋賀県人会は、昭和31年8月6日大阪船場界隈を中心としてスタートして既に62年余が経過しました。 当初はふるさと「江州音頭盆踊り」の大会を大阪でも開催しようという目的で発足したもので、繊維関係の会員が大半でした。
最近では当会も大きく変化し、平成生まれのファミリー会員も在籍して、大正・昭和・平成の三時代にわたり、また、業種も幅広く多方面に及んでいます。
盆踊りで発足した会ですから勿論これが看板行事ですが、この他、新年総会・懇親パーティー、春秋のバスツアー・ゴルフ大会等を行っています。
なお、盆踊り大会は最近ではホテルで「江州音頭納涼ファミリー大会」として実施しています。
滋賀県人会は全国滋賀県人会連合会・世界滋賀県人会があり、全国47都道府県56ヶ所及び世界15ヶ所(アメリカ・カナダ・メキシコ・アルゼンチン・ブラジル・ペルー・イギリス・フランス・ドイツ・インドネシア・香港等)の計71の滋賀県人会を擁し、定期的に滋賀県人会世界大会が世界各地で開催されています。
大阪滋賀県人会会長
植 本 勇
新年、明けましておめでとうございます。
会員皆様には、良き新春をお迎えられたこととお慶び申し上げます。
平素は大阪滋賀県人会の運営にあたり、多大なご尽力を賜り、誠に有難うございます。
長引く新型コロナ感染に苦慮する最中、ロシアのウクライナ侵攻や急激な円安相場の加速、そして現実味を帯びてきた他国からの侵略に対する国防能力。今までに経験したことがない大きな問題が国の内外に山積しております。どれ一つとっても我が身に直結し、避けて通ることのできない問題ばかりです。
昨年は、大阪滋賀県人会にとりましても画期的な一年でした。ふる里[滋賀]、京都、大阪、この三県人会が中心となって『滋賀県人会近畿大会2022』が開かれました。地元大阪での開催とあって、役員はじめ全会員が一眼となって取り組み、総勢400名に迫る大イベントになりました。これは、今後の県人会活動の新たな方向性を見出す機会にもなりました。
最近いろいろな場でSDGs[持続可能な開発目標]というお話をよく聞きます。その言葉は、企業としての私たちの在り方や、従業員やその家族・社会が、よりよい世界を作ることに積極的でありたいと、国連総会で、17の開発目標が採択されました。
未来に向かって、先進国、途上国の区別なく、全ての人々の幸せを願うSDGsの考えこそ、正に近江商人の経営理念「三方よし」そのものであります。
封建経済体制の中で培われた「売り手よし、買い手よし、世間よし」の考えが、今、地球上の全世界が求めているものです。厳しいときこそより一層、先覚先人の教えを踏襲し、会社経営にも、また県人会活動にも大いに生かしていきたいものです。
皆様方の温かいご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
本年ももよろしくお願い申し上げます。
滋賀県知事
三日月 大造
新年あけましておめでとうございます。
植本会長はじめ大阪滋賀県人会の皆様におかれましては、幸多き新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。皆様には、滋賀県政全般にわたり格別の御支援と御助力を賜り、厚く御礼申し上げます。「ふるさと滋賀」でつながる国内外の滋賀県人会は、本県にとって大変心強い応援団であるとともに大切な財産でございます。
大阪滋賀県仁会に置かれましては、昨年2月に開催しました「あべのハルカス近江うまいもんフェア」では多大なお力添えを賜りましたほか、11月には初開催となった「滋賀県人会近畿大会2022」の準備・運営において中心的役割を果たし、近畿から本県の魅力を大いに発信していただきました。私も盛沢山の内容に、大変楽しい時間を過ごさせていただきました。
滋賀県政150周年を迎えた昨年、世界農業遺産「琵琶湖システム」認定やビワイチ推進基本方針の策定、県立高等専門学校の設置場所決定、次期滋賀県地域交通ビジョンの検討など、未来の滋賀へつなぐ一歩を踏み出しました。大事な一年となりますが、謙虚さを持ちながらしっかりと職責を全うしてまいりたいと存じます。
今、世界情勢が私たちの暮らしに影響を与え、気候変動や人口減少などを含め、先行きが見えない不安が増しています。そのような中にあっても「未来へと幸せが続く滋賀」を実現するため、一人ひとりの不安や孤独、生きづらさに寄り添い、ワクワクと安らぎを大切に、子供も大人も笑顔が輝く「健康しが」を目指してまいります。
そのため、本県では、琵琶湖をはじめとする豊かな自然や、戦国遺跡などの歴史文化、自然とともに丁寧に暮らしてきた人々の暮らし、近江商人の「三方よし」の精神に触れ、心のリズムを整えるツーリズムを「シガリズム」として本県の魅力を発信するとともに、「ひとづくり」「こころとからだの健康づくり」「安全・安心の滋賀づくり」に取り組んでまいります。引き続き、大阪滋賀県人会の皆様方のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。